関西アイマス合唱部収録の時の話1
ちょっと前に上がったこの動画。
今回はこれの収録の時の話です。
両方とも動画上がったので
— KJ(シュビ・古城響) (@horkKJ) 2020年4月3日
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多分どっちかしか書か(け)ない
当時直近の収録を並べて身も蓋もないアンケートを取った所、こっちを書くのが世論でした。面白い話を書くとは言ってません。
第一回タイトル「修羅場は全部録音前日までに詰め込まれている」
シュビの収録中。
「当日のタイムスケジュールが来たんだけど」
「えっ…いや…これは…?」
この先一週間まで迫った遠征収録。
5年来の願いであった、関西アイマス合唱部の本格録音。
「このスケジュールだと、収録時間は……いつもの3分の1以下!?」
半年以上前から予定を組みずっと楽しみにしていた関西遠征、これがその滑り出しでした。
――遡る事数ヶ月前。DMでの打ち合わせ。
私「当日の行動予定どうなってますか?はじめてですし、可能な限りの時間を確保したいのですが」
「午前に発声と練習をしておき、午後から録音になります」
私(施設利用枠考えてもこれなら5時間弱は収録に使えるはず…)「アカペラ曲であればそのスケジュールで大丈夫だと思います!」
(よし、楽しく話せたな)
そして本番が近づき、一週間前。最終確認DMにて。
私「当日の行動予定確認させてもらっていいですかー?」
「当日のタイムスケジュールですが、13時から発声、14時半ごろ 録音開始、何回か通しで録って4時頃終了、そのあと片付けで考えております。」
私「えっ。」
シュビメン「一時間半…!?」
今回予定している録音は、一回ないし数回通して録っておしまい、という所謂「一発録り」ではありません。
リテイクや現場での編集が可能な機材を持ち込んで行い、納得行くまで何十テイクでも取り直しや修正を行いながら完成させて行くものです。この作業には録音慣れしているシュビのメンバーであっても最速で3時間、長ければ6時間以上かかる事もあります。
凍りつきながら返信を打ち込む私(必死)
「もう少し時間を頂く事はできませんでしょうか。以前のDMやり取りでもう少し余裕があるものと見積もってしまっていました」
返信(要約)「AMの会場が取れずにPMのみになってましたごめん」
…これはまずい。もう一度ちゃんと説明して交渉しないと…。ただDMでのやり取りは時間がかかる上に担当者さんも絶対忙しい。このペースでは交渉が間に合わない。
そもそもほしい情報の入手ペースがこのままでは当日までに追いつかない。
「音声会議お願いしていいでしょうか!?」
木曜日22時。録音開始まであと3日。
せめてあと倍。可能であれば当日施設使える時間全部ほしい。
これを通さなければ…しかしもう組まれてるスケジュールもあるだろうしそんな大きな変動を呑んでくれるだろうか…
当日指揮者やこちらのサポートメンバーも呼び、息を詰めて臨んだウェブ会議でした。
「あっ大丈夫っすよ」
「なんなら午前に準備して施設利用開始と同時に始められる様にします」
「えっいいんですか!?」
「撤収猶予何分くらい見ときましょう?15分とか余裕もっといた方が良いですよね」
「あ、それも割とギリで大丈夫ですよ。多少時間伸びても顔パスでなんとかなります」
「顔パス!!?」
すげえなアイマス合唱部@関西!
そしてそれに応じてくれる吹田市民館。
それまで散々悩んでいた諸問題は予想の斜め上をいく軽さで解決していきます。
事前の心配はどこへやら。ここまでクリアできればこっちのものです。
時間を使えるのなら、あとは条件を整えるのみ。
「会場にマイクスタンドがない様であればこちらからお送りしますが受け取れる方は…」
「それなら施設の隣に住んでるメンバーがおります」
「なんですかそれ便利すぎない?ただ受取の時間、ご在宅でしょうか?」
「あの人その時間プリキュア見てるから確定で家に居るはず。大丈夫」
「便利すぎない?」
「当日、客観的にいろいろツッコミ出来る人っていますか?オブザーバーというか、端的に言うとめっちゃ辛口に批評まくってくれる人がほしいんです。内側から言ってくれるとメンバーに伝わりやすいのと、改善点の洗い出しが速いので」
「分かりました!指揮者もガンガン言いますし、各パートにも伝えときます」
「ありがとうございます!で、パートごとのバランスですが…」
トントン拍子に話が進み、どんどん整っていく当日環境。
こんなことなら始めっから通話でやり取りすればよかった。私も担当者様もこの時期忙しく、文章にしてやり取りするとどうしても時間がかかってしまいます。やっぱり直接話すのは大事ですね。
ともかくこれで一件落着、録音への懸念がやっと解消されました…。
と思うじゃん?
打ち合わせ、次の一言をきっかけにここから更なる修羅場がやってくるんですよ。
録音まであと2日。
次回に続く。