ザ☆シュビドゥヴァーズの日記

毎日更新されたりされなかったりする日記

バンナムフェス2日目所感、あるいはユニット内の音響について

エスです。今回の記事は二部構成となっております。前半が演者それぞれの音響についての話、後半がただのオタクの感想です。

前半については本来であれば本職のKJにお任せしたいところなのですが、今回KJはフェス不参戦のため、まあそれなりに録音経験がある人間が知ったかぶりしながら書いていこうと思います。

■音量の差について

今回、個人的に気になったのは複数人での演奏のさい、明らかに声のデカい人と聞こえにくい人がいたこと。一応断っておきますがこれはライブに対する不満ではなく、純然たる好奇心です。ライブが最高なのは揺るぎのない事実なので。

まず今回の話題をかっさらった一翼であるラブライブのギルキスからいきましょう。私はラブライブには一切明るくありませんが、めちゃめちゃ踊りながら6曲連続で通すというかなり過酷なセトリをこなしていました。基本的に音圧は高めで、それぞれの声質も近い、あるいは近く寄せている印象を受けました。シャニマスとsideМ以外のアイマスは、比較的ユニットをシャッフルしたり新たなユニットで歌唱する傾向があるため、個人間でのバランス調整に関してそれほど時間をかけられないという事情があります。しかしギルキスは1ユニットで6曲やれるだけの長い活動期間があったものと推測され、またライブ慣れもしており、どの演者の声もほぼ同等に聴こえてくるようになっていました。もしかしたら6曲連続のセトリ上、専用のマイクでゲインの細かいバランス調整があったんじゃないかなーとも思っています。

次にシャニマスよりイルミネーションスターズを見てみましょう。イルミネはかなり声量差のあるユニットでした。真乃の声がぽわぽわした系統の頭声なので張ったチェストボイスが出しづらく、逆に灯織は深めの芯の強い声で、そもそもの声量差に加えマイクへの乗り方や発声域の違いなどからライブにおいて同じような音量で届けるのが難しいユニットだと推測します。今回はユニットとしては一曲のみの参加なこともあり、音響さんの方でのバランス調整も難しかったのではないでしょうか。

余談ですが、アイマスにおける蒼の系譜はみんな胸声で張りのある歌を要求されます(水谷絵理以外)。これは女声で熱いクールを表現する際に要求されるディレクションなのが理由かと思われます。なお男声の場合はあまり張り上げるとパッション方向に行くためやや控えめに落ち着く傾向があります。

閑話休題。上記2ユニットが特に際立って違いがあったかなあと思います。他のユニットでは「この子はキャラ的にも声質的にもそこまで聴こえないかなー」などと想像してたら案外聴こえてきたり(霧子とか聴こえないかと思ってた、逆に三峰はめちゃめちゃ声がデカかった。謎にデカい)。我々は合唱団としての録音はけっこうやっていますが、やっぱり声質や音域によってそれぞれのパートの音量はかなり左右されます。生歌と違ってマイクを通す都合上、ある程度はエンジニアリングによって解決できる話なので、ライブにおいての上手い下手は歌の技術のほかにも別の問題として音響エンジニアリングという要素があるんじゃないかなーと思いました。知らんけど。ここら辺の話は前にKJがちょろっと書いてたのでなんかあったら補足よろしく。

さてここからはただのオタクの感想タイムだ!

初日は仕事からの録音コンボだったので2日目しか行けなかったんだけど、初日でsideМめーーーーっちゃ聴いてみたかった! 絶対かっこいいでしょあんなん。来年もやるってなってたのでメンバー見て行きます。

とりあえず初見のコンテンツの感想をば。

モモーイ

カラオケではめちゃめちゃ聴いてたのでついに生コンテンツ! と感慨深かった。声の切り替わりすき。一部アイマスと世界観共通なんだっけ? バレンタインの歌詞の秘密、何年越しに明かされるんだよ……ってなった。

ゼノグラシア

実は2番目くらいに高まってしまった。微熱SOSのBメロ転調めっちゃいいやろ。ゼノグラシアやよいは本家やよいとぜんっぜん性格も設定も違うんだけど作中で一番いいキャラと俺は思ってるので食わず嫌いせずに見た方がいいコンテンツだぞ。ゼノグラシアはいいぞ。

ラブライブ(ギルキス)

アイマスP特定層ぜったい沼にはめるウーマンだった。あんだけ踊って連荘で歌ってもパフォーマンス乱れないのはさすがの一言。ラブライブは半数近くが女性ファンで構成されてる(りぼんとかちゃおとかの方程式で男性向けに間口を広くとった(当社調べ))んだけど、パフォーマンスや曲が韓流アイドルグループっぽさがある。これはLIPPSとかもそうで、女性人気が高くなる理由がわかる。

アイカツ

センターモニターが柱で見づらい位置だったのでちょっと内容は掴み切れなかったんだけど、楽曲に関して言えば一番つよいんじゃないかと思った。CD一枚だけ持ってるんだけど、OP曲以外の搦め手が現代っぽさがあって好きなので楽曲に対して真剣なオタクになりたい。

シャニマス

今回シャニを初めて見たんだけど、まだ日も浅いだろうにみんな堂々としててすごい。センターステージのアルストロメリアがぴょんこぴょんこ踊ってるとこあまりにもアルストロメリアだった。遠目から見ても雰囲気でかわいいってすごいですよ。それから放課後クライマックスガールズね、一回目の「なんばーわ゛ん゛っ!」はコールしないっていうのが徹底されてるの、あまりにも奇跡じゃないですか? いやだってぼくはたまたま流れてきたツイートで知ってたけど、ドームでみんなちゃんとやらないをやるなんて普通無理でしょ? これを奇跡と言わずしてなんと言おう。あと途中じゅりなつ案件があって叫んだ。ぜったい付き合ってる(付き合ってない)。あとストレイライトね、今回聴けると思ってなくてマジでブチ上がった。強すぎる。ユニットの仲間だけど、それ以上にステージ上のライバルって関係性が見えてくるみたいで最高だった。ストレイライトに関してはほんと高まりすぎてまだ言語化が難しい……。

まだまだ書き足りないけどいま言語化できる範囲はここまで。