ザ☆シュビドゥヴァーズの日記

毎日更新されたりされなかったりする日記

引き算の美学

imockです。

いけばな(生け花、華道等流派により様々な呼称あり)と言う文化があります。私も含め一般男性にはなかなか縁がないのですが、きっと誰もが一度は駅やカルチャーセンターに飾られている作品を目にしたことがあるでしょう。

いけばなと似て非なるものにフラワーアレンジメントがあります。どちらも花を使い表現するものですが、趣が全く異なります。 この違いについては、いけばなを創始した流派の池坊公式サイトが分かりやすく説明しています。

教えて〜いけばな|はじめての方へ|いけばなの根源 華道家元池坊

フラワーアレンジメントは足し算であり、いけばなは引き算であるとは分かりやすい例えです。 しかしこの考え方は、いけばなに限った話ではなく、様々な芸術についても考えることができます。 大編成のオーケストラもあれば小編成の弦楽四重奏も、一括りにすれば音楽(器楽)ですが、前者は足し算、後者は引き算的な要素が強いでしょう。 我々シュビドゥヴァーズのメイン活動であるアニソン(主にポップス)合唱編曲は、それこそ引き算の美学であると思います。生バンドから電子音まで好きな楽器を好きなトラック数使って表現できるポップスを、あえて四声とピアノという小編成で表現することで、原曲とはまた異なった趣を感じられるのです。 そういう意味では、ついつい音を足してしまい複雑にさせがちな拙編曲は、むしろ音を引くことによりスリム化させ、より輪郭をはっきりさせる方向にして行きたいなと思うのです。

これ以上書いてもグダグダするだけなので、明日の残業に備えて寝るとします。 最近帰宅してから編曲する気力も体力もないimockでした。

注)私はいけばなについてはテレビの某バラエティ番組で見た程度のド素人です。念のため。